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ボブニスタはご飯を食べるなり
子を連れ、山へ狩りに向かいました
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狩りは早々に諦めたボブニスタは
足早に川に洗濯に
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薪を割り、鬼退治の準備にも余念がありません
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ゆっくりやっていたボブニスタは
お腹が減ってきたようです
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「おやおや、お腹が減ったのけぇ?これでもたべぇ」
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ボブニスタは出されたご馳走を勢いよく、頬張りました
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ボブニスタは遂に鬼退治に出発するべく
身支度を整え始めます
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さあ、いよいよ旅の始まりです
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武器しか持っていなかったボブニスタは
少々不安にかられ、念のため木で作った盾をこしらえました
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「そんな格好で鬼退治さいくだか?これも持っていきねぇ」
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ボブニスタは町の老婆から足袋を三足もらいました
町人からは長い旅にかかせない食料を
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ボブニスタの気分は上々です
ついに鬼との対決です
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鬼と退治するやいなや
鬼は辺りの木々を全てなぎ払います
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「君は本当は優しい心を持っているはずだ!思い出してくれ!」
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しかし、鬼は激しい攻撃をボブニスタに仕掛けてきます
「ははははー!ボブニスタはこんなものでおしまいかー」
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ボブニスタは負けていられません
こちらも神器で対抗します
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その後しばらく戦いが続きましたが決着は付かず
鬼とボブニスタは仲良くなっていました
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ボブニスタはよく行く河原に鬼を連れていきます
鬼はそこが大好きで鬼は笑顔になっていました
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鬼も疲れていたのでしょう
河原から戻ってきた鬼は
スヤスヤと寝てしまいました
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これからは町にもボブニスタにも平和が訪れそうです
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おしまい
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カット大好き美容師のボブ物語
HIROKI SEKIGUCHI ~関口 裕樹~